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2018年12月16日
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2です。

2013年07月09日
こんにちはー。
今日も暑いです。

★華神・接触編の2です。
読んでくださる方は、折り畳んでいる記事をクリックください。

★メールくださった方々、ありがとうございました。
ご感想いただけまして、嬉しいです!

・おぉっ、すごい! ハッピーバースデー!


★日常話。
ビーズアクセサリーにもハマりました。キットを買ってしまった。
慣れたら、ピアスとかも作りたい。
しかし、ビーズは魔物ですよ……種類豊富で、ひとつだけ買うはずがいつのまにか大変な数に。
とんぼ玉とかも、かわいいなー!
まずは編みかけの帽子を仕上げてから、そっちを作ろう。


★華神戯譚【秘密の接触編2】

 機嫌のよさそうな椰真を背中にはりつけたまま、地下洞にあるぬまごえ様の住処に戻る。
 地下道はとても広く、迷路状に道が分かれているので、未だすべての部屋を把握できていない。時々迷って、呆れ顔のぬまごえ様に迎えに来てもらうこともしばしばだ。
「ええと、隼鉄の部屋はこっちだったかな。っていうか、あそこの部屋、ほとんど隼鉄廃棄場になってるけど」
「けき」
「あ、発見。よかったー」
 無事に隼鉄部屋を見つけた。碁子の形を残している化石のほうは見ないようにしつつ、一塊の隼鉄を取る。だいたいメロンくらいの大きさ。
「かなり重いよ……。本当に胡汀さん、これをもらって嬉しいんだろうか……」
 胡乱な目で隼鉄の塊を見つめる。
 ほんっとうに愛想も華やかさもない、隼鉄の塊なんだけど。
 むしろこんな重くてごつっとしたものをもらったら、処分に困るんじゃない?
「案じずともいいぞ、知夏。胡汀は必ず、泣いて喜ぶ」
 椰真が断言した。一分の迷いもない言い方だったので、私はつい笑ってしまった。
「胡汀さん、嬉しくて泣いちゃうの?」
「けききっ」
 胡汀さんの細かな造作ははっきり思い出せないけれども、落ち着いた雰囲気の人だったっていうのはわかるから、想像してちょっと楽しくなった。
「そっかー。じゃあ、持って行こう。でもこれだけだとさすがに乙女力がゼロだと思うんだよね。霊酒も持ってこうかな」
 とりあえず隼鉄にはリボンを巻こう。
 そこで一旦自分の部屋に戻り、隼鉄をラッピングしてみた。リボンがわりのきれいな細い帯を巻いただけだけど。それと、徳利に入れた霊酒。
「………。嘘みたいに乙女力ないんですが、コレ」
 すごく怪しい。隼鉄にリボンがまずいのか、それとも渋い徳利のせいなのか。
 椰真が、大丈夫と太鼓判を押してくれたので、内心かなり悩みつつもこれらを胡汀さんのもとへ持っていくことにした。
「でもその前に、ぬまごえ様に外出許可をもらわなきゃ」
 許してくれるかなあ?
「知夏、知夏。椰真が持って行くか?」
「ありがとう。でもお礼のものだから、自分で持って行くよ」
「知夏ごと運ぶか?」
 椰真は羽根をぱたぱたさせた。
「えっ? 私ごと?」
 飛んで運ぶってことだろうか。
 ちょっと気になりつつ、まずはぬまごえ様のところに足を運ぶ。
 寝間で昼寝していたぬまごえ様に外出許可を求めると、最初は否定的な怒り顔をされてしまった。でも椰真も一緒だと知ると、なぜか躊躇いながらあっさり許可をくれた。椰真と知り合いみたいだ。
「ただし、寄り道せず、すぐに戻ってくるように」
「はーい」
「それから椰真、無事に娘を連れ戻すまで、片時も目を離すな」
「くけ」
 そんなわけで、私は胡汀さんの屋敷を目指した。
 空飛ぶ椰真に、ぷらーんと抱きかかえられてだ。


・つづく(椰真は、もともと女神の天馬だったので、ぬまごえはこれなら大丈夫だろうと許可)
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