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こんにちは。

2013年06月09日
★華神の2です。
読んでくださる方は、折り畳んでる記事をクリックください。
(小話系は基本、折り畳みます。華神についての詳細は、6/8の記事を参照ください)
★華神戯譚【霞の世の邂逅編2】

 拾ってくれたぬまごえ様へのお礼としてせっせと美味茶や特製ブレンド酒を醸造するうちに、いつの間にか他の神様たちまでが頻繁に住処へ通ってくるようになったんだ。
 そこでぬまごえ様が、来客をもてなすための<幻楼亭(げんろうてい)>という風雅な東屋を、月星境の端にそっと造ったんだよね。要するに、神様&異形専門バーだ。
 結界を敷いているので、普通の人間はよほどの強運じゃない限り、足を運ぶことができない。
 いつもこの一帯は、目くらましの霧がもやもやと立ちこめている感じだ。
 私のためにこんなきれいな東屋を用意してくれるなんて……っていうかこれ、『酒や茶もタダじゃないぞ、飲みたければ貢物もとい代価を寄越せ』というぬまごえ様の隠れた本音が聞こえるけれど、まあいいか。
 思いの外、ぼちぼちと繁盛してる。
 それで、毎日早朝の散歩がてら、食用草花を探しているっていう次第だった。


つづく
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